人格適応論の本を借りた。
30代後半になって、様々な経験を経て、自分の養育環境に疑問をもつようになった。
”毒親”というキーワードも流行っている。
虐待や貧困など、極端な養育環境でなければ、自分の養育環境を疑うことはない。
むしろ、世の中では「親に感謝しろ」という無言のメッセージがある。
ステレオタイプの人間なら、どんな親だろうと批判する時点でアウトだろう。
自分は、目的達成や効率を求められて育てられたように思う。
存在そのものを認められていた記憶がない。
親は「そんなことはない」というかもしれないが、受け手には感じられなかった。
テストの結果を特に重視されていたように思う。
結果が思い通りでないときの、親のがっかりした雰囲気を思い出す。
だから、計画通りに生きる人生を意識しがちだった。
親父も特に「計画通りに生きる」のが好きだ。
休日ですら、身体を休めたり、ダラダラすることは許されない。
実家にいるときは、大人になっても予定を聞かれた。
そんな生き方にメリットもある。仕事は合理的に進められる。
でも、生きていると、つらいこともある。
それに気づけたのは非常に大きい。
三連休は、暖かい日が多く、桜も満開であった。
僕の予定は、とある事情で、ころころ変更した。
売却、撮影、換気扇の掃除ができたのは、よかった。
結果よりも、予定変更がストレスになる性格だ。
それも官僚型の特徴として挙げられている。
予定通りにいかないことも、人生だ。何かを学ぼう。