最低は12℃、最高は17℃程度という春らしい陽気。
秋冬スーツにベスト、最低が15℃以下なので下着。
夕方、一雨降った。
天気予報に折りたたみ傘があると安心となっていた通りだった。
読売新聞の「生活調べ隊」の記事で、「不便益」を見つけた。
これは、京都大学特定教授の川上浩司さんが考案しているようだ。
①主体的に行動できる。
②考えて工夫できる。
③気づきや発見を得やすい。
④身体面などの低下を防げる。
「不便な体験をし、当たり前だと思っていることを見つめ直したり、本当に必要か自ら問うたりすることで、発想の転換につながる。これまでと違うものの見方が、日常生活や仕事でのヒントを与えてくれる。」
(引用元:読売新聞 2020年4月28日)
ここにも、二項対立で考えてしまう罠が潜んでいた。
便利=良 不便=悪という、構図で考えている自分がいた。
そうではないのだ。不便にも「良」があるし、便利にも「悪」がある。
「何でも、良い面、悪い面がある」と考えてしまうのが、今までだった。
もう一歩踏み込んで、「良いも悪いもない」「すべては、ただ存在している」
そして、絶対肯定である、「人生で起こること、すべて良きこと」
新聞記事では、不便の効用を感じるために、スマホを手放すことも勧めていた。
外出自粛の今、スマホを使う時間は増えている。
デジタルデトックス、再度意識してみたい。
- 家の中では使わない場所や時間を決める。
- 目に入る場所に置くと気になるので、鞄にしまう。
- 週末を利用して長時間、電源を切る。
- 写真撮影はカメラを使う。
いま、家では、使わない場所ではなく、使う場所を限定している。
スマホの良さでもあり、悪いところは、どこでも使えてしまうことだ。
そこで、ダイニングテーブルに置き、そこでの使用に限っている。
書斎に置かないことで、目に入ると気になる対策にもなっている。
週末の長時間は、家に置いて出かけてみたいが、スマホ決済ができない。
写真撮影も、カメラがいいのはわかるが、ネットへのアップが手間になる。
便利さに慣れてしまい、使わなくてはならない仕組みになっている。
でも、うまく付き合うことが大切なのではないか?
「使う」「使わない」の2択で考える必要はないのだ。
スマホに時間を吸い取られないように、スマホに使われないように。
付き合い方を考え、うまく息抜き程度に使いたい。
ちょうど、『1冊を読み切る読書術』という本でも紹介されていた。
3分あれば、読書はできる。
気分転換に活用するならまだしも”スマホは時間吸い取り機”読書とスマホを使い分け。
最後に、川上さんのこの言葉が、ツーリングを楽しんでいた頃を思い出した。
「便利すぎる社会は楽だけど、楽しくない」